押し花額制作の流れ


 

春の詩に合わせて、押し花をアレンジした作品です。

販売中の書籍『クラフト&フラワー』にも制作の流れが掲載されておりますが、ここでは押し花をメインに制作の手順を図とともにご紹介致します。

 

 

 

1.花を選びます

春がテーマの明るく力強い詩に合わせた作品を作りたいとイメージをしました。

 

メインになる花は華やかな色彩のフレーミングパーロットという名前のチューリップを選びました。

チューリップの中でもひときわ鮮やかで、華麗かつ愛らしさのある明るい春にぴったりの品種です。

 

押し花にする新鮮なお花を選び、しっかり水を揚げます。

 

チューリップに添えるお花にはミモザを選びました。

ミモザはすぐに水が下がりますので、積んだらすぐに押し花にします。

 

チューリップの艶やかな質感とミモザのふわふわした質感でコントラストが出せます。

春の花の葉は若草色のものが多いのですが、ミモザの葉はギザギザした形で、グレイッシュグリーンです。

おさえめなグリーンが花の鮮やかさを引き立ててくれます。



2.押し花を乾燥させるマットに並べます

作品に合わせて花や茎を押します。

例えば上からのぞいたような作品の場合は花びらを一枚ずつ押して、組み立てるのです。

 

今回は上に伸び上がる模様のように構成しますから、茎を残した横向きにチューリップを押します。

 

押し花のマットは吸水性が良いため空気中の水分も吸ってしまいますから、手早く適量をマットに挟むことが大切です。

ミモザもチューリップと同様に必要な形にカットし、適量乾燥マットに並べます。

 

美しい押し花を仕上げるためには、なるべく早い時間で乾燥させることが大切です。厚く水分をたっぷり含んだ植物は、マットの負担を軽くするために少なめにするなど調整をします。

 

ミモザは重ならない程度にマット全体に敷き詰めてもきれいに乾燥します。


 

 

3.押し花をプレスします

乾燥マットに挟んだ押し花はビニール袋に2重に入れ、空気中の水分が入り込まないようにし、適切な圧をかけます。

お教室では本などで重しをする方法からスタートします。ビニール袋の中に挟んだ植物はすぐに乾燥をはじめますから、重しや圧をかけることで縮みを防ぐことが必要なのです。

 

画像右側のように板で挟んで、ゴムバンドでしめ圧をかける方法などもあります。


 

4.押し花を保管します

2日〜1週間ほどで押し花が出来上がります。

出来上がった押し花は、作品制作に入るまで乾燥シートの入った保管袋に入れ押し花を良い状態で保管しておきます。


 

5.押し花を作画します

保管袋から、使用する押し花を出し作画します。

当教室で制作する押し花額作品は、真空密封技術で作りますので、台紙に押し花をのりで貼るなどの作業は無く、花の置き換えも自由にできるため大変便利です。